函館日仏協会10月例会で講演

函館日仏協会(若山直会長)の10月例会に招かれ、今年6月から7月にかけて約1カ月間、滞在したフランス第2の都市リヨンの魅力について会員の方たちにお話ししてきました。

例会は10月12日夜、西部地区にある五島軒本店で開かれ、会員30人が参加されました。

私はまず、リヨンがかつて絹織物の世界一の生産地として知られ、クレディ・リヨネに代表される金融都市としても発展してきた現状を説明しました。

 

引き続き、絹織物産業の衰退に伴い、新たに「美食のまち」として成長を遂げ、ポール・ボキューズやトロワグロ兄弟など伝説の料理人を数多く輩出、ミシュランの星付きレストランがひしめき合っている話を紹介すると、みなさん興味深く聞き入ってくれました。

また、日本との関係では永井荷風や遠藤周作が滞在し、「ふらんす物語」や「白い人」(芥川賞受賞作)の舞台となったことに触れ、スライドを使ってそれぞれの足跡を振り返りました。

なお、アリアンス・フランセーズの「アラカルト・セミナー」で秋学期から3回にわたり、「リヨンの魅力を探る」と題してお話しをしています。よろしかったら受講ください。

(理事長・加藤利器)