フランス・ブルゴーニュのワイン使節団との交流報告

202306 ECHANGE SFJ DELEGATION DE BOURGONE

写真中央:古野会長ご夫妻、その右1人目ジャン=イヴ・ビゾ氏(BVV代表)、右2人目レジス・グジョン氏(BVV科学担当官)、
左1人目フロリアン・ウンベール氏(BVVディレクター)、左端小山隆彦氏(財務省関税局員、兼通訳)

 

去る6月5日、世界を代表するワインの産地ブルゴーニュ地方から道内ワイナリーの視察と学術講演等を行う目的でワインの分野における公益団体「Pôle Bourgogne Vigne et Vin(略称BVV)」の3名が来道し、札幌日仏協会との懇親会が催されました。
来道直前になって、「フランスと友好を深める札幌日仏協会との懇談の場を設けられないか」と道庁を通じて要請があり、古野会長ご夫妻のご尽力によって急きょ、実現しました。
協会側からは古野会長ご夫妻と理事長の私(加藤)、前会長兼理事長の江口顧問、吉田事務局長の5人が出席しました。一方、フランス側の参加者はブルゴーニュ地方の中心都市ディジョンとその近郊でブドウ栽培から醸造に関する一連の研究、指導や生産者育成活動に携わる第一人者です。
道庁近くのフレンチレストランを会場に、ワインを通じて和やかに懇談する中、彼らからは北海道で生産が拡大するワインの質の高さについて、称賛の声が挙がっていました。
フランスでは、気候変動に伴い将来的にはワインの生産を持続することに対する懸念の声が高まっているといい、今後は世界の生産地と「競争」ではなく「協調」をと訴えていたのがとても印象に残りました。
(理事長・加藤利器)