札幌日仏協会理事会・総会開催
年度方針は「人心一新、組織力を強化して基盤固めを!」

札幌日仏協会の理事会・総会が2月10日、メルキュール札幌で開かれ、2023年度の活動報告・会計報告と24年度の活動計画・予算計画など議案6件が全会一致で承認されたことをご報告いたします。新年度は常任理事、理事の多くが入れ替わり、人心を一新して、新たな体制での一歩を踏み出しました。

会に先立つ理事会には古野重幸会長をはじめ10人が出席し総会に諮る議案6件を審議。また札幌アリアンス・フランセーズの2023年の決算報告書も提出され、ニコラ・ジェゴンデ院長から受講者の確保をはじめ経営環境が安定している現状について説明がありました。

続く総会には会員21人が出席。吉田雅典事務局長の議事進行により、規約改正、役員改選を含む議案6件が原案通り可決されました。

首記のとおり「人心一新。組織力を強化して将来に向けた活動基盤を固める」を年度方針に掲げ、新体制による協会の活性化と新規イベントの推進を参加者全員で確認しました。

総会で挨拶する名古屋院長のオルティズさん(右)。左は札幌のジェゴンデ院長

さて、この日の総会には来札中の名古屋アリアンス・フランセーズ院長のオリヴィエ・オルティズさんが出席されました。オルティズ院長は来賓挨拶で、現在、世界中に850校を展開するアリアンスの現状に触れ、「(850校は)規模も資金も全く異なり、それぞれの顔を持つが、(フランス語・文化を通じた)新たな価値観を創造・発信する使命と目的を共有している」と語り、連帯と結束を呼び掛けました。

総会の後は、会員の親睦を図る懇親会が催されました。

参加者が和やかに交流した懇親会

冒頭、私(加藤)から、昨年7月にパリで開かれたアリアンス・フランセーズ創立140周年世界大会への出席報告をさせて頂きました。エリゼ宮でマクロン大統領主催のレセプションが開催されるなど、フランス政府がいかにアリアンスを重視しているかについて紹介し、皆さんは大きな関心を示して下さいました。

常任理事に就任した川中さんの「乾杯」で懇親会を閉じました

会場では古野重幸会長や前川二郎副会長をはじめ、新しく役員に就任された方たちを囲んで話の輪が広がり、最後は理事から常任理事に就任された川中加津子さんの乾杯で宴を締めました。    (理事長・加藤利器)

 

なお、新たに就任した役員は次の通りです。
▽常任理事 下村晴信(社会医療法人社団三草会、クラークウェルネスクリニック)、柳澤重毅(ITコーディネーター)、川中加津子(元川中スポーツ代表取締役)
▽理事 原田彦エ門(北海道日産自動車代表取締役社長)、中村督(北海道大学大学院法学研究科教授)、平山陽子(office vivace代表取締役)、伊藤実枝子(コンフィ代表取締役)、高橋康子(東京海上日動火災保険)