「フレンチディナーを楽しむ会」を4年ぶりに開催

札幌日仏協会の年末の恒例行事だった「ソムリエとフランスワインを味わう会」が装いを新たに「フレンチディナーを楽しむ会」となり12月9日、コロナ禍を経て、4年ぶりに開催されました。会場のメルキュールホテル札幌には再開を待ち望んでいた会員を中心に42人が参加し、おいしいワインと道産食材を使ったフルコースのメニューを堪能しました。
久し振りの開催ということで、食事の前にはスペシャルトークを企画しました。講師はuhb北海道文化放送のお天気キャスターとして活躍されている菅井貴子さんで、「世界の空から見えてくる地球温暖化」と題して1時間にわたり講話を頂きました。

フランスの気象状況について豊富なデータで解説する菅井貴子さん

菅井さんは今夏、記録的な猛暑に見舞われた北海道の現状を踏まえ、やはり近年、厳しい暑さが続いているフランスの気象データを分析し、多様性に富んだ北海道とフランスの気象環境の類似性について楽しいトークで解説してくれました。

引き続き、食事会の開宴です。理事長の私(加藤利器)の開会挨拶に続き、前川二郎副会長の音頭で「サンテ」と唱和すると、この日のために用意した特別メニューが次々とテーブルへ。

4年ぶりに開催された「フレンチディナーを楽しむ会」

エゾシカのテリーヌやオマールとホタテのポワレ、道産牛フィレ肉のロティなど地産地消の食材が彩り、その料理に合わせて、赤白7種類の美味しいワインが提供されました。会場では、ホテルのワイン担当者がその特徴について説明してくれるなど、和やかな雰囲気に包まれました。

あちこちで交流の輪が生まれ、写真撮影の光景が繰り広げられました

恒例の抽選会で盛り上がった後は、山本賢正・常任理事が締めくくりの挨拶を行い、「札幌日仏協会/アリアンスフランセーズを活性化させるため、来年は学校や事務局が近接する狸小路商店街の催事と連携して学生や会員増強に力を入れましょう」と呼び掛けました。
(理事長・加藤利器)