石水創会長が出席 拡大常任委員会開催
2月に開催された札幌日仏協会/アリアンス・フランセーズの理事会・総会で新会長に選出された石水創会長が6月25日、札幌アリアンス・フランセーズで開かれた拡大常任理事会に出席し、「フランスと北海道をつなぐ日仏協会の代表として全力を尽くしたい」と抱負を述べました。
石水会長は現在、北海道を代表する銘菓「白い恋人」で知られる石屋製菓の社長であり、十勝おはぎで有名なサザエ食品、さらにはサッカーJ2北海道コンサドーレ札幌の社長もそれぞれ歴任しています。
石水会長は「『白い恋人』はフランスを代表するラング・ド・シャ(猫の舌)のクッキーで、フランスとは大きな縁で結ばれている」と述べた上で、スキーを愛好する自らの経験を踏まえ、「フランス・アルプスとの繋がりも深く、(アルペン競技で日本を代表する選手である)娘もシャモニーなどヨーロッパでスキー技術を高めている。フランスとの交流に少しでも貢献できればうれしい」と語りました。
また、この日の理事会では、今後の行事として、7月13日(日)の「ペタンク大会」(西区農試公園)、同19日の「パリ祭の夕べ」(フェアフィールド・バイ・マリオット札幌)など当面の行事予定について確認しました。
さらに、10月5日(日)には余市方面へのワイナリーツアーを実施、同26日(日)は「フォーレの小曲を聴く~没後100+1年を機に」(Studio 26 )と題したコンサートも予定しています。詳細については、近く皆様にお知らせします。
(理事長・加藤利器)
小樽商大図書館ツアーを実施
札幌日仏協会は5月23日、小樽商科大学に保存されている貴重図書を見学する「図書館ツアー」を初めて実施しました。
協会の江口修顧問(小樽商大名誉教授)の発案と力添えで実現し、札幌のほか旭川、北見から計15人が参加しました。
付属図書館には、フランス啓蒙思想の金字塔と称されるディドロ、ダランベール編纂による『百科全書』初版本(全35巻)など希少価値の高い図書を多数所蔵しており、参加者はこうした図書、文献に触れながら、感嘆の声をあげていました。
小樽商大は1911年(明治44年)の創立以来、多くの学者をフランス、ドイツ、イギリスなどに留学させ、その学者たちが現地の古書店などで貴重図書を発掘、購入して持ち帰り、図書館に寄贈したといいます。中でも、1919年から42年まで同大の教壇に立った手塚寿郎教授が寄贈した「手塚文庫」(約6600点)は、その大部分がフランスの政治・法律・経済・社会学・哲学書で構成され、その内容の豊富さは国内で例を見ないと言われております。一般にはなかなか見学できない場所だけに、参加した皆さんには知的好奇心を満たして頂きました。
見学の後は、大学からまちまで、地獄坂を呼ばれる急傾斜の坂道周辺を散策しながら下り、夕刻には小樽のまちで懇親会を開いて、和やかに交流しました。
(理事長・加藤利器)
アリアンス・フランセーズ財団アジア・オセアニア地区代表との会合開催
- アリアンスの現況を説明するハンス・アジアオセアニア代表
パリに本部を置くアリアンス・フランセーズ(AF)財団からアジア・オセアニア地区を統括する代表ジャン=フランソワ・ハンス氏が来日し、3月17日に在日フランス大使館で国内のAF・日仏協会の代表・院長を集めた会合が開かれました。
会合には札幌から加藤利器理事長と二コラ・ジェゴンデ院長が出席、愛知、仙台、徳島の会長(理事長)、院長らとともにハンス氏から財団の世界戦略と今後の展望について説明を受けました。
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会合に出席した札幌、仙台、愛知、徳島
の代表者による集合写真
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セトン大使(中央)とカメラに収まる
加藤理事長とジェゴンデ院長
ハンス氏は財団の140年を超す歴史と伝統を踏まえ、厳しい経済環境下の中でも、さらなるネットワークの拡充を図る方針を強調。既存のAFに対する国際ボランティアの派遣や財政支援については「フランス政府は引き続き、絶え間なく継続していく方針を掲げており、これまでと変わりはない」と語りました。
国内4か所のAFについては「相互協力を進め、一体感と連帯感を高める努力を通じて、会員の増強に力を入れてほしい」との要望がありました。
会合の後、フィリップ・セトン大使の歓迎夕食会が大使公邸で催され、挨拶の中でセトン大使はハンス氏同様、「フランス政府にとって世界を網羅するアリアンスのネットワークは極めて重要だ。支援を縮小することは考えていない」と語り、私たちの活動に力強いエールを送ってくれました。
(理事長 加藤利器)
札幌日仏協会/アリアンス・フランセーズ総会
2月7日(金)、『さっぽろ雪まつり』で賑わう市内中心部にある「メルキュール札幌」で総会が開催されました。当日は在日フランス大使館よりフレデリック・ぺニア文化参事官が来賓参加し、協会の盛んな活動をお伝えする良い機会となりました。また、ニコラ・ジェゴンデ院長より札幌アリアンス・フランセーズの運営状況についての報告があり、今後も協会と学院並びに在日フランス大使館との緊密な連携をあらためて確認し合いました。
さて、本総会においては古野会長の退任の報告と新たな会長の選任が決議され、新会長には日本を代表する菓子メーカー石屋製菓株式会社の石水社長が満場一致で互選されました。
- 理事長挨拶
- 総会の会場風景
総会の後は懇親会に場を移し、参加者全員が終始和やかな雰囲気で語らいあうことができました。
(事務局長)
- フレデリック・ペニア文化参事官とニコラ院長
- 懇親会譲